路線価 愛媛県で17年連続の下落 松山市中心部は上昇 最高地点は大街道商店街

相続税や贈与税の算定の基準となる路線価が発表されました。愛媛県松山市の中心部は上昇していますが、県全体では17年連続の下落となっています。

路線価は、相続税や贈与税の算定基準となる土地1平方メートルあたりの標準価格で、毎年国税庁が発表しています。

県内では、前の年と比べて3%上がった松山市大街道2丁目の大街道商店街が69万円で最も高く、22年連続で四国1位です。

松山市で路線価が上昇した要因として不動産鑑定士などは、「空き店舗率はコロナ前の2倍前後で推移しているものの、出店需要の回復や観光客数の増加が顕著」などと分析しています。

一方、県内では松山市以外の税務署管内で最高路線価が下落していて、全体では前の年より0.8%下がり17年連続のマイナスとなりました。下落幅は縮小しています。

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