辞職したから出さない?国会議員の所得報告“最後までズル”を決め込む自民3悪人の名前

(左から)柿沢未途、谷川弥一、秋本真利の3氏(C)日刊ゲンダイ

1日、国会議員の資産が公開された。「前年1年間を通じて国会議員であった者」が対象だが、3人の名前がない。

公職選挙法違反で有罪になった柿沢未途前衆院議員(53)=2月に辞職、政治資金規正法違反で有罪になった谷川弥一前衆院議員(82)=1月に辞職。2人とも「報告書提出が開始される4月1日には国会議員ではなかった」と言っているが、前年1年間は議員だったので屁理屈。「もう辞めたんだから、あとは野となれ山となれ」と思っているんだろう。

もっと悪質なのは風力発電汚職で起訴され裁判中の秋本真利衆院議員(48)=保釈中。今も現役議員だが、起訴されてから一日も国会には来ていない。なのに歳費もボーナスもちゃっかりもらい、資産報告も出していない。

どいつもこいつも、だが、この資産報告には罰則規定がない。これもザル法だった。

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