伏林ナトリウムイオン電池エネルギー貯蔵発電所を訪ねて 中国広西チワン族自治区

伏林ナトリウムイオン電池エネルギー貯蔵発電所を訪ねて 中国広西チワン族自治区

 【新華社南寧7月2日】中国初の大容量ナトリウムイオン電池エネルギー貯蔵発電所が今年5月、中国広西チワン族自治区南寧市武鳴区で稼働を開始した。それから1カ月余りが過ぎた現在、開けた緑野にある同発電所を上空から見ると、バッテリー、電力変換システム(PCS)、昇圧変圧器をなどをそれぞれ収めたコンテナが白と緑の格子状に配置されている。

 伏林ナトリウムイオン電池エネルギー貯蔵発電所は独自開発した大容量ナトリウムイオン電池エネルギー貯蔵技術を初めて採用し、高性能材料とバッテリーセル(単電池)の大規模製造において飛躍を遂げた。

 ここ数年、新エネルギー設備容量の割合が増加し続ける中、風力発電や太陽光発電などの新エネルギー発電方式特有の断続性、電力ピーク調整の必要性といった問題がますます大きくなっている。このため、新型エネルギー貯蔵の導入による柔軟な調整リソースが切実に求められており、同発電所の稼働は、電力システムの新エネルギー消化・吸収能力を効果的に向上させた。(記者/梁舜、余嘉明、陳一帆)

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