高齢者世帯のうちゆとりがあると感じている割合はどのくらい?
厚生労働省が実施した「2022(令和4)年国民生活基礎調査の概況」によると、調査日現在での暮らしの状況を総合的にみてどう感じているかの意識について「ややゆとりがある」「大変ゆとりがある」と感じている高齢者世帯の割合は全体の6.6%です。「普通」と感じている割合も含めると51.7%となります。
また、「普通」「ややゆとりがある」「大変ゆとりがある」と回答した人の割合を2019年(令和元年)と比べると、3.4%増加しています。3年間で、高齢者世帯の生活や経済状況は若干ではありますが改善に向かっていると考えられるでしょう。
なお、全世帯と高齢者世帯の割合を比較した場合、生活にゆとりがあると感じている割合は両者とも6.6%と同じ結果です。「普通」と感じている割合については全世帯が42.1%に対し、高齢者世帯が45.1%となっています。
高齢者世帯が生活にゆとりがあると感じる理由とは?
同調査には、貯蓄額について表1の内容が掲載されていました。
表1
※厚生労働省「2022(令和4)年国民生活基礎調査の概況」を基に筆者作成
表1の通り、1500万円以上の貯蓄割合は、高齢者世帯以外の世帯に比べて高齢者世帯の方が高くなっています。また、1世帯当たりの平均貯蓄額は、高齢者世帯以外の世帯が1248万4000円であるのに対し、高齢者世帯は1603万9000円となっています。
そのため、高齢者世帯が生活にゆとりがあると感じる理由のひとつとして、貯蓄割合の多さが考えられるでしょう。もちろん、ライフスタイルや現金以外の資産保有状況など、それ以外の要因が関係する可能性もあります。
義両親からお小遣いを手渡されたときの対処法
義両親から会うたびにお小遣いを手渡される場合、断るわけにいかないといった場面にも遭遇するかもしれません。しかし、受け取るだけでは気が引けるといった人もいるでしょう。
まず、義両親からお小遣いを手渡される場合、素直に受け取っておくのが対処法のひとつです。あまり断りすぎると、関係性が悪くなってしまう可能性も考えられるでしょう。金額が大きい・頻度が多い場合は、夫婦で相談してみてください。
また、お小遣いを受け取るだけなのが気になる場合は、食事に行った際や義両親の誕生日・結婚記念日などのタイミングで支払いを提案するのもよいでしょう。中には、受け取ったお金を使わずに貯めておき、義両親が困った際やプレゼントを贈るときなどに使用する人もいるようです。
なお、義両親からお小遣いを手渡された際は、お礼を忘れないようにしましょう。感謝を伝えるかどうかで、義両親からの印象にも大きく影響します。
義両親からお小遣いを受け取る際は感謝を伝え、お礼をする方法も検討する
義両親からお小遣いを渡された際は、素直に受け取っておくのがよいでしょう。ただし、金額があまりにも高額であったり頻度が多すぎたりする場合は、夫婦で相談のうえ、義両親に伝えることも検討してみてください。
なお、高齢者世帯のうちゆとりがあると感じている割合は全体の6.6%です。そのため、義両親の経済状況を確認しながら、受け取るかどうか検討するのもよいでしょう。
出典
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー