6月の企業短期経済観測調査 前回調査から10ポイント下落【高知】

日銀は7月1日に6月の企業短期経済観測調査=短観を発表。買い控えや観光需要低迷の影響で業況判断指数が前回3月の調査から10ポイント下落しました。

日銀高知支店によりますと、6月の県内の景気について「良い」と答えた企業から「悪い」と答えた企業を引いた業況判断指数は8で、前回3月の調査と比べて10ポイント下落しました。下落は今年3月に続き2期連続です。背景として日銀は、物価高に伴う消費者の買い控えや天候不順などによる観光需要の落ち込みが響いたことが要因とみています。

先行きについては、「新たな設備投資を行う業者もあり、幅広い業種で改善の動きが見られるなどネガティブな動きは限定的。消費者の節約志向が高まっていて、物価高の影響を注意深く見ていく必要がある」としています。

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