大雨被害受けた国宝・白水阿弥陀堂 庭園の観覧が再開 本堂は復旧作業続く<福島・いわき市>

大雨による被害を受けた福島県いわき市の国宝・白水阿弥陀堂で庭園の観覧が2日再開した。

いわき市内郷地区にある福島県唯一の国宝建造物・白水阿弥陀堂。
2023年9月の線状降水帯による大雨で、氾濫した川の水が流れ込んで庭園一帯が冠水し、本堂が床上浸水するなど大きな被害を受けた。
災害直後から進められてきた復旧工事が進んだことから7月2日庭園の観覧を再開し、さっそく多くの人が訪れていた。

白水阿弥陀堂の住職・赤土隆行さんは「いろんな方々の励みの言葉とか、お見舞いとかいただきましたから、そういうことからすると、やっぱり感謝するしかないという思いです」と話していた。
白水阿弥陀堂では本堂の復旧作業がまだ続いていて、2024年度中の全面再開を目指している。

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