メッツが延長10回の猛攻で勝利 ナショナルズは超有望株ウッドが初陣

【メッツ9-7ナショナルズ】@ナショナルズ・パーク

日本時間7月2日、今日から始まったメッツとナショナルズの4連戦の初戦は、メッツが9対7でナショナルズを下した。3対2とビハインドで迎えた8回裏、ナショナルズは4番ジョーイ・メネセスのタイムリー二塁打で同点に追いつく。メッツは9回裏のサヨナラのピンチをしのいでタイブレークに持ち込むと、10回表に打線が爆発。一挙6点を奪い、その後のナショナルズの反撃を退けて9対7で逃げ切った。9回をしのいだメッツの3番手ジェイク・ディークマンが2勝目(2敗)を挙げ、10回表に炎上したナショナルズの6番手ハンター・ハービーに4敗目(2勝)が付いた。

ナショナルズ先発がマッケンジー・ゴア、メッツ先発がデービッド・ピーターソンで始まったこの試合は、まずナショナルズが先手を取った。2回に3番ハロルド・ラミレスと4番メネセスの連続タイムリーが飛び出し、2点を先制。好投していたナショナルズのゴアだったが、6回に二死2塁のピンチを招いて降板してしまう。2番手デレック・ローは2本のタイムリーを浴び、さらにエラーも絡んでメッツに3対2と逆転を許した。

1点を追うナショナルズは8回、二死1塁からメネセスがライト前に安打を放つ。メッツの右翼手タイロン・テイラーは不規則なバウンドを読み切れず、打球を後逸。その間に一塁走者が還ってナショナルズは同点に追いついた。9回もナショナルズは二死3塁のチャンスを作ったが、9番ジェイコブ・ヤングの右翼への大飛球は今度は右翼手テイラーの好捕に阻まれ、サヨナラとはならなかった。

サヨナラのピンチを切り抜けたメッツは10回、無死1・2塁から3番JD・マルティネスが10号3ランを放って勝ち越し。その後も7番フランシスコ・アルバレスの三塁打、8番ホセ・イグレシアスの1号2ランが飛び出してリードを9対3に広げた。10回裏のナショナルズも3本のタイムリーであわや同点のチャンスを作ったが、あと一本が出なかった。

惜しくも敗れたナショナルズだが、今日は明るいニュースもあった。MLB全体3位の超有望株ジェームズ・ウッドがデビューを飾ったのだ。現地月曜の夜にも関わらず、ナショナルズの本拠地ナショナルズ・パークには26719人の観客が詰めかけ、“怪物候補”のデビューを見届けた。「7番・左翼」でスタメン出場したウッドは、スタンディングオベーションで迎えられた2回の第1打席で早速初安打を記録。さらに9回にも自慢の快足でエラーを誘い、10回も四球を選んでチャンスを拡大した。

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