夫が海外赴任、2人の子育て、それでもキャリアはストップさせない ダノンジャパンでの働き方

シティリビング東京版創刊40周年企画 「40歳の私へ」

―40歳といえば、キャリア的にも人生的にも、あらゆる節目になる年代。どんな40歳になっていたい? 40歳の今どんなことを考えている? どんな40歳だった? 「40歳」をキーワードにあらゆる人々の「40歳」をひも解きます。多様性の現代で昔以上に正解はないからこそ、自分自身が納得できる「今」を見つけるきっかけに。

30代後半でのキャリアチェンジ 家庭も仕事もあきらめたくないからこその決断

ダノンジャパンでメディアチームとストラテジー&インサイトチームのリーダーを兼任している岩間南美さん。プライベートでは幼稚園と小学生の男の子を子育て中です。そして、2年前にはキャリアチェンジも経験。2人の子育てと仕事を両立させながらのキャリアチェンジは迷いはなかったのか、またなぜ決断できたのか聞きました。

ダノンジャパン 岩間南美さん

ダノンジャパン 岩間南美さん

「世界中のより多くの人々に、食を通じて健康をお届けする」を企業理念に、「ダノン ビオ」や「ダノンオイコス」や「アルプロ」などを扱う食品メーカー。企業としてはB Corp認証を取得しており、たくさんの女性が活躍しています。

40歳は職業人生においても折り返し地点今の仕事を続けるか、やりたい仕事にチャレンジするか

前職は新卒で入社し、約15年間在籍しました。マーケティングの仕事をしたいと思い入社し、幸いにも希望の部署に配属され、希望通りの仕事ができていました。外資系企業でしたので海外とのやり取りがあるのも、面白さを感じていました。仕事にも慣れ、人脈もでき、働く環境は整っていましたが、上司からのある言葉が私の心に刺さっていました。

それは、40歳は職業人生においても折り返し地点であるということです。20代で就職し60代まで働くとすると40歳は折り返し地点。この先も今の仕事を続けていくのか、ほかにやりたい仕事はないのか、それを考えるときだということです。

私はブランドの開発やデザインに関わるマーケティングの仕事がやりたいと思っていたのですが、前職では海外赴任をしないとその業務に関わることはできませんでした。ただ、私には夫と子どもがいます。家族と離れて暮らすことは選択肢になかったので、転職するか、今の会社に留まるか、この2択でした。30代後半になってからの転職は不安も多かったのですが、やはり自分がやりたい仕事をあきらめたくないという気持ちが強かったので転職という選択をしました。

「子どもの成長を楽しみながら育児できる」夫と50:50で成立するワーママ生活

子育てと仕事の両立。子どもを持つ女性は誰しもぶつかる壁だと思います。私の場合、一番辛かったのは、1人目を子育て中のときでした。現在は、週3日はオフィス出社、2日は在宅ですが、1人目のときは出社が当たり前。出張も多かったです。私だけでは保育園の送り迎えなどはもちろんできず、夫と分担していました。そのころの3年間は本当に「大変だった」のひと言ですし、夫と完全に50:50という体制ができあがっていなかったら、成り立たなかったと思います。

育休中は、どうしても母親中心に子育てが進んでいきますが、復帰後は、子どもが体調不良だけど、どうしても私が出社しなくてはならないという場面や、私が1週間海外出張に行くことなどもあり、夫がワンオペになる時間もぐんと増えました。

夫にとって子育てが必然的に自分事となり、子育てに関しては完全に50:50の体制ができあがりました。夫も、子どもの成長をより楽しみながら子育てをするようになりましたし、現在も、子どもの行事、習い事に積極的に関り、週末は2人の子どもを連れて3人で出かけてくれたりしています。

子どもがいて、突然休むこともある。それを含めて私である

結婚した直後、夫がジュネーブへ海外赴任になりました。私は夫について行くことを決め、休職が頭をよぎりました。ただ、当時の上司が私のこれまでの実績を評価し「辞める必要はない。ジュネーブで仕事をしてくれればいい」と言って送り出してくれました。おかけで私は夫が海外赴任中でもキャリアをストップせずにすみました。

また、現在は2人の子育て中。子どもが小さいうちは、体調不良などで家庭を優先しなければならないことも当然あります。でも、私は日ごろからの信用保険は大切だと思っています。外資系企業ということもあり、周囲も「家族ファースト」の人が多いです。家族との時間を大切にし、夕食の時間までには自宅に帰る、イベントの日は仕事を入れないなど。ただそれは仕事をいい加減にしているのではなく、優先順位の話です。

私は仕事は好きだけれど、優先順位でいえば家族が上です。この優先順位がはっきりしていると仕事の進め方にいい影響があります。家族との時間を大切にするからこそ、だらだら仕事をせず勤務時間内に終わらせる努力をする、急な休みなどイレギュラーなことがあったら必ずフォローを入れる。私の周囲では「子持ち様」なんて考えを持っている人はいません。子どもがいて、突然休むこともある。それでも「あなたが必要だ」と言ってもらえるように働いています。

年下の部下もいれば、年上の部下もいるチームをまとめる岩間さん

部下のパフォーマンスを最大限に引き出すことがリーダーの仕事

現在、2つのチームのリーダーを任されています。リーダーとして大切にしているのは「1on1 (ワンオンワン)」です。ダノンジャパンの方針もそうです。部下が今、どんな状況なのか、悩みや問題はあるのかなどを把握し、更なる成長を促しやすくするために一対一の対話を定期的に実施しています。

日ごろから話しやすい関係値を築いていれば、何かあったときにすぐに対応できます。その人が会社で進めている業務以外に、その人のバックグラウンドも理解していれば、より適切なアドバイスやサポートができるのではないでしょうか。人は持っているものがそれぞれ違うのですから。

また、私はリーダーに求められていることは、個人の業務を円滑に遂行できることだけでなく、部下のモチベーションを上げ、よりよいパフォーマンスを発揮できるようにし、それを評価に結び付けることだと思っています。

子どもは成長し自立していくもの10年後は子どもに依存しない生活を

職業人生において折り返し地点である40歳以降、どうしていくかは、現在模索中です。幸いやりたい仕事に就けているので、それ以上を求めるのかどうか。正直、今は決まっていません。

ただ、プライベートにおいては目標があります。幼稚園と小学生の子どもが高校生や大学生になったら、きっと子どもは自立し親からは離れていってしまうと思います。一緒に出かける機会も減ってくることでしょう。そのとき、夫婦だけの時間が待っています。夫婦で旅行する?趣味を持つ?その時間をどう過ごすのか。今は子ども中心の生活ですが、いずれば子どもに依存しない生活ができるように準備を始めています。

岩間さんと幼稚園、小学生の息子

片手で手軽に飲めるドリンクタイプのプロテイン忙しいときでも効率的にタンパク質をチャージ

左から「ダノンオイコス プロテインドリンク 高吸収タンパク質18g 脂肪0 砂糖不使用 CACAO」(カカオ風味)、「ダノンオイコス プロテインドリンク 高吸収タンパク質18g 脂肪0 砂糖不使用 VANILLA」(バニラ風味)

ダノンジャパンでは「ダノンオイコス」から初のプロテインドリンク「ダノンオイコス プロテインドリンク」を販売中。「ダノンオイコス プロテインドリンク」は、1本(240ml)あたり、高吸収タンパク質含有量18g、脂肪はゼロかつ砂糖不使用のプロテイン乳飲料です。本製品には、体へ吸収される割合が高く、筋肉合成などに有効利用される高吸収タンパク質(※)が使われています。2種類のフレーバーを用意しており、カカオ風味にはカカオ本来の風味を生かすためカカオエキスを採用、バニラ風味にはバニラの香料にカスタードを感じる風味を強調し、両フレーバー共にすっきりとした飲みやすい味わいが特徴です。また、片手で手軽に飲めるドリンクタイプのため、スポーツやトレーニングの前後をはじめ、忙しい朝や時間の取れないランチ時間など、あらゆるシーンでおいしく、良質なタンパク質をチャージできます。

※ タンパク質の吸収・利用される割合を表す消化性必須アミノ酸スコア(DIAAS)に数値に基づく

ダノンジャパン オイコス(OIKOS)公式サイト

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