石川遼が【6S】で優勝した中調子! グラファイトデザイン『TOUR AD GC』、9月6日デビュー

グラファイトデザイン『TOUR AD GC』

グラファイトデザインから、新作のアナウンス。「TOUR ADブランドから、2025年モデル『TOUR AD GC』を9月に発売いたします。ニューモデル『TOUR AD GC』は、ゴルファーのスイングの変化やフィジカルの進化に対応させるべく新たなテクノロジーを導入した、新時代のニュートラルシャフトで、スイング時に発生するシャフトのねじれとつぶれを抑え、高いミート率とボールスピードで安定した大きな飛びへと導きます」と、同社。

発表前から、いち早く石川遼が採用した同作は、「BMW 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ」で2位、「JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品」の優勝に貢献。石川は『GC』を入れた当初「今までで一番いい。ヘッドの動きが少なくて暴れにくい。ブレずにおさまりますね。ドローが打ちやすいですし、自分に合っているかなと。フェードも今までよりもいい精度というか、飛んでいるフェードでした」と話している。
 
また、山田大晟も「いいです。PTに比べて先がしっかりしているので振り遅れにくいですね」と、投入当初に話している。元々『DI』を使っていた山田は、自身の感覚的に「つかまりが悪い」と感じて『PT』(つかまり系)に変更しており、『PT』で振りに行くと付いてこない感覚だった所に『GC』がハマったという。
 
同社はこれまで扱いやすいド真ん中の中調子の名器を多数展開。『PT』も『DI』も味付けは異なるものの、ニュートラルで使い手を選ばないが、その他にも『IZ』や『TP』といった鉄板が存在するが、『GC』は「新しいニュートラルシャフト」を標榜するだけあり、『IZ』と『TP』のよりど真ん中のポジショニングマップに位置する。
 
「先端部の形状を従来よりも太く設計した【先太形状】の芯金を導入し、シャフト先端部分の剛性を上げる為、内径を太くし円環剛性を向上。これにより従来のカーボン繊維量でも高い剛性感となり、変形を抑えることが可能になりました。また、スイング中のシャフトのつぶれを抑えるため、周方向のフープ層にカーボン繊維を配置。先端剛性を高めることで手元側との剛性差を無くし一体感を持たせ、全体的なバランスを向上させます。この2つの要素が合わさり、シャフト全体の剛性、振動数が向上しました」(同社広報)
 
先太設計でチップ剛性が高いということは、昨今のヘッドトレンドである「重めで高MOI」のモノにも相性が良さそう。税込価格は46,200円で、日本製。40g台のR2から70g台のTXまで14スペックを幅広く揃えるが、各重量帯の【S】の基本スペックは下記のようになる。
 
【TOUR AD GC-4S】
中調子、49g、トルク5.5°、チップ径8.50㍉、バット径15.40㍉
【TOUR AD GC-5S】
中調子、56g、トルク4.5°、チップ径8.50㍉、バット径15.35㍉
【TOUR AD GC-6S】
中調子、65g、トルク3.1°、チップ径8.50㍉、バット径15.30㍉
【TOUR AD GC-7S】
中調子、73g、トルク2.7°、チップ径8.50㍉、バット径15.25㍉

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