青森市新総合体育館がオープン メインアリーナは最大5千人収容 交流、防災機能も備える

広大な屋根付き空間「ヨリドマ」で行われた青森市総合体育館「カクヒログループスーパーアリーナ」のオープニングセレモニー=1日午前

 青森市が青い森セントラルパーク内に整備を進めてきた市総合体育館「カクヒログループスーパーアリーナ」(同市浦町橋本)が1日オープンした。オープニングセレモニーでは関係者らが健康、交流、防災の新たな拠点の誕生を盛大に祝ったほか、一般無料開放も行われた。

 最大5千人収容のメインアリーナや、広大な屋根付き空間「ヨリドマ」、県内最大規模のキッズルーム、防災備蓄倉庫、多目的室、屋外広場などを備えるほか、スポーツクラブ、カフェも隣接する。市民体育館(同市合浦、6月末閉館)の老朽化に伴って代替施設として整備された。

 オープニングセレモニーには西秀記市長や設計代表者の隈研吾さんのほか、来賓の宮下宗一郎知事、津島淳衆院議員ら約100人が出席し、テープカットなどが行われた。

 西市長は終了後の取材に「オープンを迎え感無量。近隣の景観とも調和している。健康づくりに大いに役立ててほしいし、憩いの場として活用してもらえれば」と強調。隈さんは「スポーツだけではなく交流、防災の機能が必要とされる、新しい時代のスポーツ施設のモデルになったのでは」と胸を張った。

 一般無料開放ではプロバスケットボールBリーグ2部・青森ワッツによるデモンストレーションなどが行われ、多くの市民らで早速にぎわった。

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