元NHKの有働由美子アナがCM出演「CMのない世界で27年生きてきた、こそばゆい」

 渋沢栄一の1万円札のボードの後で手を振る尾上松也(左)と有働由美子(撮影・西岡正)

 フリーアナウンサーの有働由美子(55)と歌舞伎俳優・尾上松也(39)が2日、都内で「みずほフィナンシャルグループ 渋沢栄一 新紙幣発行記念イベント」に出席した。

 3日に新紙幣が発行されることを記念しイベントを開催。みずほのカラーをイメージした青色で統一した衣装で登場した有働は同行のCMに初出演し、会場で放映。「NHKというCMのない世界に27年生きて、その後、民放のニュース番組で、CMは見るもので一番縁遠い感じでしたので、お話をいただいた時はドギマギするというか、こそばゆいというか、ありがたい気持ちでした」と笑みをこぼした。

 イベントでは新紙幣と資本主義の父と言われみずほ銀行の創設者である渋沢栄一に関するクイズを開催。前回の新紙幣発行について尾上から出題され有働は「40年前、1984年」と答えたが「正解は2004年ですよ」と明かされ、有働は「裏が変わったんだ!。ひっかけ問題じゃないですか!」と、普段の穏やかさとは違い、食い下がる一面を見せた。

 トークセッションでは新紙幣発行のように、人生で一番、節目と感じた出来事について聞かれると、有働は「やっぱり6年前にNHKを辞めたときだと。節目がくるじゃなくて、節目を作ったという意味で人生で一番、大きかった。最初で最後の節目だったんじゃないかなと思います」と明かしていた。

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