東日本大震災からの復旧復興や処理水風評被害対応で陣頭に 約19年間務めた大井誠治氏(89)が岩手県漁連会長を辞任 高齢理由に退く

岩手県漁業協同組合連合会の大井誠治会長(89)が高齢を理由に任期途中の1日付で辞任しました。今後県漁連は後任となる会長の選任を行います。

県漁連などによりますと、大井氏は2002年に宮古漁業協同組合の組合長に就任後、2005年に県漁連の会長に選任され、通算6期と約1年の計19年間務めました。
任期中は東日本大震災で被害を受けた水産業の復旧復興をはじめ、福島第一原発の処理水の海洋放出を巡って政府や東京電力への風評被害対策に関する要望の先頭に立ちました。
大井氏は6月28日付で任期満了に伴う役員改選で宮古漁協の組合長を退任していて、自らの高齢を理由に任期途中で県漁連の辞任を申し出たということです。
県漁連は今後理事会で後任の会長を選任することにしていますが、当面は職務代理者として小川原泉副会長(釜石東部漁業協同組合長)が会長職を代行します。
宮古漁協の大井氏の後任には山根秀幸組合長が就任しています。

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