「Dreams on Ice 2024 ~日本代表エキシビション~」で鍵山優真らトップスケーターが新シーズンのプログラムをお披露目!

アイスショー「Dreams on Ice 2024 ~日本代表エキシビション~」が6月28日~30日に神奈川・KOSÉ新横浜スケートセンターで開催され、国内外のトップスケーターが集結。演技前の6分間練習や試合のような明るい照明など、競技会に近い形式で新シーズンへ向けたプログラムを披露しました。

山本草太選手はピアノの旋律が美しい、新ショート「Split, Postcards From Far Away」を。ブノワ・リショーさんによる独創的な振り付けで、新たな世界を見せました。

佐藤駿選手も新ショートをお披露目。アイスダンスの五輪金メダリストであるギヨーム・シゼロンさん振り付けの「Ladies In Lavender(ラヴェンダーの咲く庭で)」では、指先や表情など繊細な表現が光ります。

三浦佳生選手の演目は、新フリー「Umbrellas of Cherbourg / Les parapluies de Cherbourg(シェルブールの雨傘)」。ショー後の囲み取材で演技の感想を聞かれた三浦選手は「もうジャケットは着ません。ジャンプで(衣装が)振られて跳べないですし、シンプルに動きづらくて暑いので」と苦笑い。選曲については韓国のアイスダンスカップルの影響を受けたと話し、「映画のストーリーが(観客の)頭の中に浮かぶようにしたい」「4回転フリップも継続して練習しつつ、今シーズンは4回転ループを入れられれば」と目標を語りました。

鍵山優真選手の新ショート「The Sound of Silence」は、ローリー・ニコルさんの振り付け。ショー後の囲み取材では「ローリーさんが『僕の静かなエッジワークに似合う』と言って選んでくれた曲です。静かな曲で、僕の技術で最大限魅せないとすごく平坦なプログラムに見えてしまうところが難しいので、もっともっと頑張りたいです」とコメント。そして「今シーズンは、1試合1試合の質を高めていくことを大事にしたいと思っています。1試合目から300点台や自分が納得できる演技ができるように。結果としては、出場する全ての試合で優勝できるようなパフォーマンスができるように頑張りたいです」と闘志を燃やしました。

また、海外からのゲストスケーターも登場。韓国のチャ・ジュンファン選手はエキシビションナンバー「Pray For Me」を、そしてイリア・マリニン選手は新ショート「Running」を披露し、それぞれの世界を存分に見せつけました。

いよいよ開幕した’24-’25シーズン。’26年ミラノ・コルティナ冬季五輪へ向け、さまざまな挑戦に臨む選手たちを全力で応援しましょう!

撮影/蓮尾美智子

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