年間5000回超の利用者も 横浜市が敬老パス利用の分析結果を公表

横浜市は、70歳以上の市民が一定額を負担することで、バスや地下鉄を利用できる「敬老パス」について利用状況を分析した結果を公表しました。

横浜市の敬老パスは、70歳以上の希望する市民が、収入に応じた年間負担額を支払って市内の路線バスや市営地下鉄などを利用できるものです。

市は、敬老パスをICカードに切り替えたおととし10月から1年間、利用状況を分析していました。

分析結果によりますと年間の利用回数は、60回までが24.3パーセントにあたるおよそ10万人で、最も多くなりました。

一方で520回以上使用した人も12.2パーセントいて、最も多い利用者は5034回だったということです。
また、年齢別の1カ月の平均利用回数は、75歳の22.4回が最も多く、年齢が高くなるほど利用回数が減少しています。

2021年の市長選で「75歳以上の敬老パス無料化」を公約に掲げていた山中市長は、「より使いやすい仕組みになるよう、新たな制度の検討を始めたい」とコメントしています。

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