現時点での新人王は? パイレーツ・スキーンズが選出 今永は3位

日本時間7月2日、『MLB.com』は39人の識者による現時点での新人王の模擬投票企画を実施。ア・リーグはヤンキースのルイス・ヒル、ナ・リーグはパイレーツのポール・スキーンズが1位に輝いた。日本人選手ではカブスの今永昇太が2票を獲得して3位に入った。

ア・リーグ1位に選ばれたヒルは25票を集めた。6月は防御率6.45と不振に陥ったが、それでもシーズン通算9勝3敗、防御率3.15、総合指標fWAR1.6/bWAR2.0と成績は優秀。ア・リーグの新人先発投手としては防御率・奪三振・勝利数で1位だ。

ア・リーグ2位はアスレチックスの剛腕守護神メイソン・ミラーがランクイン。救援投手ながらWARでもヒルと互角の優秀な成績と、驚異的な奪三振力が評価されている。3位はオリオールズの外野手コルトン・カウザー。春先の勢いこそ衰えたが、12本塁打はMLBの新人でトップ、WARでもア・リーグの新人トップを記録している。ア・リーグはその後、レッドソックスのウィルヤー・アブレイユ外野手が4位、レンジャーズのワイアット・ラングフォード外野手が5位と続いた。

ナ・リーグは5月の模擬投票企画ではまだ圏外だったポール・スキーンズ(パイレーツ)が、30もの1位票を集めて1位に入った。スキーンズはまだ9先発しかしていないが、新人1位の防御率2.06、MLB2位の奪三振率34.1%(50回以上)とそのインパクトは絶大だ。

ナ・リーグ2位にはMLB新人2位のfWAR2.5を記録するパドレスのジャクソン・メリル外野手が入った。21歳のメリルは内野から中堅手へのコンバートを難なくこなし、走攻守で大活躍中だ。3位にはカブスの今永昇太がランクインした。6月は炎上する先発が多かったが、それでもシーズン防御率は3.05という高水準にある。

ナ・リーグは4位にWARや各打撃指標で新人トップの好成績をマークしているジョーイ・オティーズ内野手(ブリュワーズ)が入り、5位に先発投手のギャビン・ストーン(ドジャース)が入った。選外だったが、fWAR新人投手トップの山本由伸(ドジャース)も票を得た。

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