ハローズ、第1四半期利益は20%超の伸び

ハローズ(岡山県)が6月27日に発表した2025年2月期第1四半期決算(非連結2024年3月1日~5月31日)は、営業収益が前年同期比8.1%増の497億円、営業利益が20.4%増の29億円、経常利益は20.5%増の29億円となり、増収・2ケタ増益を達成した。

第1四半期累計期間、商品については、継続して重点販売商品の育成に注力し、適切な品質・低価格を基本コンセプトにしたPB商品のシェアアップに努めた。また、2店舗で改装を実施し、店舗の魅力アップを図ったほか、業務改善施策として自動発注システム拡大に取り組んだ。

その他、自治体、フードバンク事業関連団体などと連携した活動を進め、食品ロス削減に取り組んだほか、自社エコセンターによる資源の再利用化をさらに推進。また、従業員の生活支援を目的に、4月には正社員・嘱託社員を対象に月額3万円の賃金のベースアップを行っている。

第1四半期の売上総利益は9.2%増の125億円。売上総利益率は前年同期の25.7%から0.3ポイント改善して約26.0%としたほか、販管費は6.2%増の110億円となったものの、売上高比23.2%から22.8%に0.4ポイント減らしたことから、営業利益を約5億円押し上げた。

2025年2月期の業績については、営業収益で3.2%増の2,017億円、営業利益で0.8%増の109億円、経常利益で0.5%増の109億円を計画している。

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