中国国債利回りが低下、前日は人民銀の売却示唆で急上昇

[上海 2日 ロイター] - 中国の国債利回りは2日の取引序盤、低下している。前日は、中国人民銀行(中央銀行)が過熱する市場を冷やすため国債を借り入れ売却する方針を示したことから、利回りが急上昇した、きょうは投資家が新たに国債購入に動いているもようだ。

国債10年物の利回りは1ベーシスポイント(bp)低下して2.26%。30年物は0.3bp低下した。

人民銀は1日、公開市場操作でプライマリーディーラーから近い将来に国債を借り入れる計画を発表。国債を売却する可能性を示唆した。

景気減速や不安定な株価を背景に、中国の国債には今年、安全な投資先として資金が流入し利回りは過去最低を記録している。

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