スペイン製造業PMI、6月は52.3に低下 5カ月連続の節目超え

[マドリード 1日 ロイター] - S&Pグローバルが1日発表した6月のスペイン製造業購買担当者景気指数(PMI)は52.3と前月の54から低下した。ただ、好不況の分かれ目となる50を5カ月連続で上回った。

S&Pグローバルは、良好な需要環境で生産と新規受注が増加し、企業が採用を増やしたが、コスト圧力と政治・経済面の不確実性が経済活動を圧迫し始めていると指摘した。

ハンブルク商業銀行のジュニアエコノミスト、ジョナス・フェルドフーゼン氏は「スペインの製造業者は投入価格の再上昇に苦しんでいる。特に輸送費とさまざまな原材料が原因とされている」と述べた。

調査によると、コスト圧力は2022年11月以来最も強かった。

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