中国、北極航路の海上安全情報サービス開始

中国、北極航路の海上安全情報サービス開始

1日、北極航路の天気予報情報の聴取状況を船舶に尋ねる天津海岸放送局の職員。(天津=新華社配信)

 【新華社天津7月2日】中国交通運輸部北海航海保障センターは1日、北極航路の海上安全情報発信サービスを開始した。天津海岸放送局が中高周波単側波帯(SSB)無線電話を通じ、北極航路の主要海域の海氷状況と天気予報の情報を発信する。

 提供する情報は、天津海岸放送局と天津海洋センター気象台が共同で開発。気象衛星「風雲」やさまざまなリモートセンシング衛星のデータに基づき、北極航路の実際のニーズに合わせ、ベーリング海峡、ドミトリー・ラプテフ海峡、ビリキツキー海峡など主要海域の海氷密度と気象情報を分析、予測し、北極の海氷分布と天気予報の分析情報を作成する。毎年7月1日から10月31日まで発信する。

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