河野大臣、質問通告の「打ち直し」を問題視 「FAX利用」の見直しに前向きな姿勢示す

河野デジタル大臣は、永田町・霞が関のデジタル化推進に向けて、国会議員の質問通告に関する業務の見直しを提案しました。

国会議員による委員会での質問は、事前に議員側が政府側に内容を伝え、それをもとに各省庁などで答弁を作成するのが一般的です。

衆議院によりますと、議員側がパソコンなどで作成したものをFAXで政府側へ送ることが慣例となっていて、政府側がそれを改めて打ち直して、テキストのデータ化を行っているということです。

河野デジタル大臣
「一度、パソコンで打ったドキュメントをFAXで霞が関に送ってこられて、また受け取った方がそれを入力するという手間がかかっている業務がありますので、議員会館の事務所の方々への対応をお願いする必要があるかなと思っております」

河野大臣はこれまでも、この「打ち直し」の作業が「国家公務員の長時間勤務につながっている」と指摘していて、そのままメールに添付する形で送るようにすることを提案しました。

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