英住宅価格、6月は前月比+0.2% 高金利がなお圧迫=調査

[ロンドン 1日 ロイター] - 英住宅金融会社ネーションワイドが1日発表した6月の国内住宅価格は前月比0.2%、前年比で1.5%上昇した。高金利による影響が引き続き不動産市場を圧迫した。

英国の住宅市場はコロナ禍のなか活況だったが、イングランド銀行(英中央銀行、BOE)が昨年金利を2008年以来の高水準に引き上げて以後低迷。ネーションワイドが算出した価格は、2年前の過去最高記録を約3%下回っている。

ネーションワイドのチーフエコノミスト、ロバート・ガードナー氏は、「所得の伸びは近年、住宅価格の伸びよりはるかに強いが、住宅ローン金利の上昇の影響を相殺するには至っていない」と述べた。

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