フェンシング女子サーブルでパリ五輪代表の江村美咲(立飛ホールディングス)が〝大役〟に向けての決意を述べた。
世界選手権の個人戦2連覇中のエースは、2日に都内で行われた日本代表会見に出席。残り1か月を切った祭典に向けて「自分らしく正々堂々と最後まで戦い抜いて、結果は後からついてくると信じたい」と意気込んだ。
セーヌ川で開催される開会式では、日本選手団の旗手を務める。「最初お話をいただいた時は、本当に驚きの気持ちと自分でいいのかというふうに思ったが、せっかくいただいたお話なので」と切り出した上で「自分にとっても、自分を応援してくださる方々、フェンシング界にとってもすごくいい機会になるなと思ったので、受けさせていただくことにした」と経緯を語った。
前回の東京五輪では開会式に参加しておらず、パリ五輪が江村にとっては初の開会式となる。「開会式自体もどんな世界が広がっているのかワクワクしている。普段とやっぱりちょっと違った、船に乗るというスタイルで、どんなふうになるのかちょっと想像がついていないが、本当に楽しみにしている」と胸を膨らませた。