【速報】高野山の宗教法人「大明王院」新型コロナで休業と虚偽申告 雇用調整助成金443万円不正受給

和歌山労働局は2日、雇用調整助成金を約443万円不正受給したとして、高野山の宗教法人「大明王院」に対し、支給決定の取り消しを行ったと発表しました。

和歌山労働局によりますと、大明王院は新型コロナウイルスの感染が拡大していた2020年4月~2021年11月と2022年3月~8月までの間、実際には休業していないにもかかわらず、休業したとする虚偽の申請書類を作成し、雇用調整助成金あわせて約443万円を不正に受給したことが判明しました。

大明王院側は不正受給を認めていて、和歌山労働局は6月6日に支給決定を取り消し、すでに全額が返還されたということです。

大明王院は、高野山真言宗の総本山で世界文化遺産に指定されている「金剛峯寺」の宿場町にある宿坊の1つです。

高野山の宿坊では、4月に別の宗教法人でも新型コロナの雇用調整助成金約621万円を不正受給していたことが判明しています。

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