“周りが頑張ってきてたのに” 巨人・中川皓太 首脳陣の信頼に感謝も気を引き締める 「他の投手が見ている」

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プロ野球・巨人の中川皓太投手はヒザの故障で4月14日に登録を抹消され、6月30日に1軍に戻ってきました。

30日の広島戦では3-1で迎えた7回に登板。先頭の大盛穂選手を歩かせると、秋山翔吾選手にはセンター前に運ばれ、いきなりノーアウト1、2塁のピンチを背負いました。

「結果にも出ていますけど、正常な精神ではなかったかなと。ちょっと緊張しながら投げたかなと振り返ると思います」

試合後にこの場面を振り返った中川投手。その後、犠打と内野ゴロで1点を奪われますが、最後は小園海斗選手をファーストフライに抑え、最少失点で切り抜けました。

「内容はよくはなかったと思う。せっかく戻ってきたんで、チームの迷惑にならないようなピッチングを求められていると思う。きょうのピッチングには納得していないけど、チームが勝ったのはよかった」

実は中川投手は大勢投手とともにもう一度2軍で投げる予定でしたが、バルドナード投手が前日に2連投していて、30日の試合ではベンチ外が決まっていたため、杉内俊哉投手チーフコーチと内海哲也投手コーチが阿部慎之助監督に進言し、1軍昇格が早まりました。本人としてはもう少し感覚を取り戻したいなどあったようですが、「呼ばれたからにはそんなことは言っていられない」と試合前に語っていました。

杉内コーチも「フォアボールもランナーも出さないピッチャーはいない。十分です、左のサイドはいるだけで。高梨に負担がかなりきてたんで、皓太がいるだけで違う」と復帰を喜びました。

中川投手は「周りの中継ぎも頑張っている中で、ポッと上がってきてああいう(大事な)ところで投げさせてもらえるのは、他のピッチャーも見ている。そういうところで結果は必要かなと強く感じました」と気を引き締めました。

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