「戦没者のことを忘れない」ガダルカナル島の戦いでの犠牲者追悼する慰霊碑を清掃 日本軍約2万2000人が戦死や餓死 仙台

来年で終戦から80年となるのを前に、太平洋戦争のガダルカナル島の戦いで、犠牲となった宮城県の戦没者を追悼する仙台市内の慰霊碑で2日、清掃が行われました。

青葉区の常盤台霊苑に、戦没者の遺族と有志でつくる2つの団体から合わせておよそ20人が集まりました。

この慰霊碑は、太平洋戦争中、南太平洋ソロモン諸島のガダルカナル島の戦いで犠牲となった宮城県の戦没者を追悼するものです。この戦いには、仙台で編成された第二師団も投入されましたが、日本軍はおよそ2万2000人の戦死者や餓死者が出ました。

参加者は、戦没者への思いを込めながら、丁寧に慰霊碑の清掃にあたっていました。

戦没者の遺族と有志でつくる「全国ソロモン会」 笹幸恵常任理事: 「ここの清掃活動をすることは、戦没者のことを忘れないということをきちんと示す点でも意義があるのではないか」

この慰霊碑の清掃は、来年で戦後80年を迎えるのを前に、初めて行われました。遺族らの団体では、来年以降も続けていきたいということです。

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