「2ヘクタール農地に15分ほどで薬剤散布」飼料用トウモロコシ栽培でドローン使い防除作業 ねらいは国産飼料の生産拡大 宮城・大崎市

家畜のえさの原料となるトウモロコシの栽培拡大に向けて、宮城県大崎市で2日、ドローンを使って薬剤を散布し、害虫を駆除する作業の実演が行われました。

大崎市で開かれた研修会には、農家やおよそ130人が参加し、飼料用トウモロコシ栽培でドローンを使って薬剤を散布し害虫を駆除する作業の実演が行われました。

全農みやぎなどでは家畜の飼料が高騰するなか、国産飼料の生産拡大を目指そうと、2022年から飼料用トウモロコシの大規模な実証栽培に取り組んでいて、今年は、栽培面積を106ヘクタールに広げています。

生産者: 「虫が入って品質が悪くなり、かびも発生したので、このドローンの防除はすごくいい」

ドローンにより2ヘクタールの農地にわずか15分ほどで液状の薬剤を散布できるということで、参加した農家らは、興味深そうに見守っていました。飼料用トウモロコシは、9月上旬から収穫が始まります。

© 東北放送