【MLBマスコット大図鑑①】いたずら好きで憎めない、フィリーズの人気者

スタジアムを盛り上げるのは選手だけではない。真剣勝負が繰り広げられるなか、どちらのファンも笑顔にするのが球団マスコットだ。スタジアムや地域になじみのある動物から、エイリアンをモチーフにしたキャラクターまで。個性豊かな人気者たちのプロフィールを紹介する。

第1回はフィラデルフィア・フィリーズのマスコット「フィリー・ファナティック」。昨年、ネクストバッターズ・サークルで素振りをする大谷翔平の姿をスケッチし、描いた絵を本人に見せてアピールするといった微笑ましい光景も話題になった。

1978年に誕生したフィリー・ファナティックは、シチズンズバンク・パークによく映える鮮やかな緑色の毛皮が特徴的だ。ぽてっとしたフォルムもその愛らしさを強調している。いたずら好きなファナティックは突然長い舌を出してファンを驚かせたり、実況席をポップコーンまみれにしたり……。

今年の誕生日にはチームのロッカールームにこっそり侵入し、選手のキャップを自身のワッペンが施されたものにすり替えた。同日は、実際に選手がそのキャップを着用して試合に臨んだほか、ブライス・ハーパーからレッドとグリーンを基調としたグラブをプレゼントされたファナティック。駆けつけた他球団のマスコットたちからもお祝いされる「愛されっぷり」だった。

◇ フィリー・ファナティックのプロフィール
・身長:6フィート6インチ(198cm)
・体重:300ポンド(約136kg)※ほとんど脂肪
・腰回り:90インチ(約229cm)
・生まれた場所:ガラパゴス諸島
・母:Phoebe(フィービー)
・親友:Phyllis(フィリス)
・好きな食べ物:チーズステーキ、ソフトプレッツェル、ホーギー、スクラップル、テイスティケーキ
・好きな映画:『ロッキー』
・好きな曲:Motown Philly(もちろんTake Me Out To The Ballgameも!)
・人生最高の瞬間:1980年のブロード・ストリートでの優勝パレードと2008年のワールドシリーズ
・趣味:食べること、読書、寝ること、フィリーズを応援すること

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