現地時間7月1日に開催されたEURO2024のラウンド16で、ポルトガルはスロベニアと対戦。0-0で突入したPK戦を制し、フランスと戦うベスト8に駒を進めた。
200キャップを超える英雄クリスティアーノ・ロナウドは、延長戦の105分に得たPKを失敗。人目をはばからず号泣した。それでも、PK戦では1人目のキッカーとして成功させ、勝利を呼び込んだ。
英紙『Daily Mail』によれば、かつてリバプールなどでプレーしたディートマー・ハマン氏は、アイルランドのテレビ番組に出演した際に、C・ロナウドのリアクションを「恥ずかしい」とバッサリ。あまりに利己的だと糾弾した。
【動画】ロナウドがまさかのPK失敗で号泣
「『ロナウドは以前よりチームを必要とするようになったから、チームプレーヤーに変わった』なんていう戯言を信じてしまったよ。今夜、彼は再び本領を発揮した。PKを外し、ピッチで泣き出す始末だ。『全ては自分のため』と思っている。26人の選手がいて、20人のスタッフがいて、3、4万人のファンがいるのに、自分のものであるはずがない。
中立の立場であろうとしているのに、スロベニアを応援していたのは、その反応が恥ずかしかったからだ。論外だ。あんなの見たことがない。感情を表に出したら、感情的になったら、それで終わりだよ」
そのうえで、50歳のドイツ代表MFは改めて「ロナウドがチームプレーヤーになったなんて、完全にナンセンスだ。彼は自分のことしか考えていない」と強調。「彼は次の試合も先発するだろうが、フランスの勝利以外の結果は考えられない」とまで言い放った。
あまりに起伏の激しい“ロナウド劇場”にうんざりしている様子だ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部