フェリーの近くにいる北本アナウンサーから最新情報を伝えてもらいます。
私は現在、フェリーターミナルからおよそ1キロの場所に来ています。
2024年7月2日午後3時ごろ、座礁した「シルバーブリーズ」はターミナルから東方向に移動を開始しました。
フェリーを正面から見ると、多数の傷があることが確認できました。
事故当時の苫小牧の天候は、気温12.5℃、風速1.7メートル、天気は晴れ、水平視程20キロ、かなり見通しはよく、霧は出ていなかったということです。
乗客の中には物流関係の方も多く、トラックドライバーの方、荷主の方が輸送先に電話を掛ける様子が多く見られたということで、物流への影響を心配する声も聞かれました。
以上、苫小牧市から中継でお伝えしました。
「シルバーブリーズ」は1日午後5時半ごろ、青森県の八戸港を出発し、午前1時半ごろ、苫小牧西港にあるフェリーターミナルに到着する予定でした。
苫小牧西港付近では、本来は点線の航路でフェリーターミナルに入る予定でしたがー
途中で航路から外れ、午前1時すぎ、消波ブロックに衝突しました。
フェリーは午前11時40分ごろから、ようやくえい航が開始されました。
乗客乗員140人にけがはありませんでしたが、衝突からおよそ10時間以上船から降りられない状況が続きました。
一体なにがあったのか、再発防止に向け原因の究明が急がれます。