バッカニアーズ守備陣の実力を知らしめ「多くの人々を目覚めさせる」とLBディアビー

タンパベイ・バッカニアーズのヤヤ・ディアビー【NFL】

昨シーズン、人々はタンパベイ・バッカニアーズを甘く見ていた。

ラインバッカー(LB)ヤヤ・ディアビーは守備陣に才能のある選手がそろっていることからも、自分たちの実力を疑っている人々は2024年に昨季と同じように驚くことになると話している。

ディアビーは週末に行われたシニアボウルの殿堂入りセレモニーの場で、『NFL Network(NFLネットワーク)』のレット・ルイスに「カライジャ(カンシー、ディフェンシブタックル/DT)やローガン・ホール(ディフェンシブエンド/DE)がいてくれるのは最高だ。それから、ベテランだけど、みんなに愛されているビータ(ベア、DT)もいるしね」と語った。

「ジョー(トライオン・ショインカ、LB)も若手選手もいるし、クリス・ブラズウェル(LB)もゲットした。最高だろ。多くの人がタンパのディフェンスを見過ごしていると思うけど、今年は本当に多くの人々を目覚めさせることができる気がしている」

バッカニアーズのディフェンスはチームが昨季に驚きのNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)南地区3連覇を成し遂げる上で重要な役割を担ったが、相手チームがヤードを獲得することを許容しつつも、最終的には得点を防ぐことを重視するアプローチをとっていることから、このユニットは十分な評価を受けていないのかもしれない。

昨シーズン、バッカニアーズ守備陣は被ヤードでワースト10位に沈んだものの、攻め込まれるにつれて守備を強固なものにしたことで被得点では7位につけている。

今シーズンに被ヤードも抑えることができれば、バッカニアーズは人々の注目を集めることができるだろう。

ディアビーが取り立てて称賛したのはいずれもパスラッシュレベルの選手たちだった。今季に関しては、チームに5シーズンにわたって所属した後に移籍したLBシャキール・バレットの不在が目立つことになるだろう。

ノーズタックル(NT)のベアの両脇にカンシーとホールがつくため、エッジにはディアビーと、5年目オプションが行使されず、実力を証明しなければならないトライオン・ショインカ、新人として実力を証明したいと望んでいるドラフト2巡目指名選手のブラズウェルが配置されることになる。

前述の選手たちは、ベアを除く全員がバッカニアーズの第55回スーパーボウル制覇を経験していない若手選手たちだが、近年の地区内での成功には慣れ親しんでいる上に、その勢いを維持し続けたいと切望している。

まだ頭の整理ができていない新人として7試合にしか先発していないにもかかわらず、2023年にサック数(7.5回)でチーム内トップに立ったディアビーは、特にその思いが強いようだ。今オフシーズンによりフルタイムの先発にふさわしい状態になるために準備を進めてきたディアビーは、築き上げた基盤をもとに、バッカニアーズが今後も人々を驚かせるようなパフォーマンスを見せるのに貢献したいと考えている。

「ものすごく興奮している。体を鍛え直して、もっと多くのスナップに対応できるようになった」とコメントしたディアビーはこう続けた。「この数週間のOTA(チーム合同練習)で自分の成長を実感しているし、物事をしっかり把握できるようになってきた。去年は新人として考えてばかりだったし、分からないことだらけでボウルズコーチ(ヘッドコーチ/HCトッド・ボウルズ)のディフェンスにいた。新人にとっては大変だった。だから、2年目を迎える今はものすごく自信があるし、話しているだけでワクワクする。準備はできているしね」

【RA】

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