只見出張所の新庁舎開所 福島県の南会津地方広域消防本部 女性職員勤務に対応

テープカットで只見出張所の開所を祝う関係者

 福島県の南会津地方広域消防本部・消防署只見出張所の新庁舎開所式は6月30日、只見町長浜字川除の現地で行われた。只見町全域を管轄とする。関係者が新拠点の運用開始と機能強化を祝った。

 敷地面積は約2941平方メートル、延べ床面積は約543平方メートルで、鉄骨造り2階建ての構造。事務室、出動準備室、車庫、会議室、仮眠室などを備える。耐震、豪雪対策、3日間無給油で発電可能な非常発電機を備え、防災拠点としての維持機能を有している。感染症や女性職員の勤務などにも対応した施設となっている。

 只見出張所は1974(昭和49)年10月に開所し、同年11月から今まで使用していた庁舎で業務を行ってきた。約50年使用してきたため耐震性の不足や、設備の老朽化が進んでいたため、新庁舎を整備した。

 開所式では南会津地方広域市町村圏組合管理者の星学下郷町長が式辞を述べた。南会津地方広域消防本部の高橋稔雄消防長が工事の経過を報告し、「地域の安全安心のため、職務に精励する」と述べた。工事関係者らに感謝状が贈られた。引き続き関係者がテープカットした。

(会津版)

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