1日から「河川水難事故防止週間」 河川遊びの注意喚起で栃木県出前講座

とちぎテレビ

夏休みを前に、子どもたちに水難事故への注意を喚起し川で安全に楽しんでもらおうと、小中学校を対象にした栃木県の職員による出前講座が1日からスタートしました。

7月1日から始まった出前講座は、塩谷町の玉生小学校で行われ、1年生11人が参加しました。この活動は「河川水難事故防止週間」に合わせて県の土木事務所の職員が小中学校に出向き「川で遊んで笑顔で帰ろう」を合言葉に、河川で遊ぶときの注意点などを説明しているものです。

県内では6月21日、宇都宮市で友だちと魚釣りにきていた小学6年の男の子が川に転落し亡くなる事故が発生しています。

職員は「川遊びをするときは必ず大人の人と一緒に行きましょう」、「黒い雲はきけんです」、「大雨になると川の水は増えるのですぐに逃げましょう」などと児童たちに注意を呼びかけました。

続いて児童たちはライフジャケットやヘルメットの身に着け方を習ったあと、サワガニやカワムツといった川に生息する生物にも直に触れ観察しました。児童たちは実際に川に入り川の怖さだけでなく川遊びの楽しさも体験しました。

この出前講座は7月18日までに県内18の小学校などで行われるということです。

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