「王位戦に向けて準備進める」名古屋で永世獲得の藤井七冠 永世王位の獲得にも期待の声

メ~テレ(名古屋テレビ)

最年少「永世棋聖」藤井聡太七冠が会見。棋聖戦5連覇から一夜明け、さらなる活躍を誓いました。

1日、名古屋大須の万松寺で行われた棋聖戦5番勝負の第3局。 藤井聡太七冠の2連勝で迎えた第3局は挑戦者の山崎隆之八段の先手で始まりました。 対局場近くに設けられた大盤解説会場には、多くのファンが集まり対局の行方を見守っていました。 固く手を握り、祈るようなしぐさをする人も―― そして午後6時45分過ぎ、100手で藤井七冠が勝利! 「永世棋聖」の資格を獲得しました。

藤井七冠の快挙をお祝い

対局後、ファンの前に姿を現した藤井七冠は―― Q.永世棋聖の資格を取ったが 「本局に臨むにあたっては全く意識していなかったが、ここで取ったのかという気持ちが一番強い」(藤井聡太七冠) 一方、大須商店街では早速、横断幕や液晶モニターを使って、藤井七冠の快挙をお祝いしていました。 「やったなという、その一言。大きい意味で愛知県出身、ということは大須出身なので。我々は藤井さんをすごく応援しているので本当にうれしい」(大須商店街連盟 堀田聖司会長)

もう一つの永世称号

大盤解説会場で応援していたファンも―― 「これだけは取ってもらえると思っていたので、楽しみでした。次は永世王位が待っているので、連続で永世タイトル取っていただこうと。また応援に行きます」(東京から来た藤井七冠のファン) 藤井七冠には実はもう一つ、永世の称号に王手をかけているタイトルがあるんです。 それは渡辺明九段を挑戦者に迎えて、今週末から名古屋で始まる王位戦七番勝負です。

次の対局を見据えた発言も…

一夜明けた2日行われた会見では、早くも次の対局を見据えた発言がありました。 「引き続き実力を高めていくのが、一番の目標。これまでに永世称号を獲得された方と同じように、長期間にわたって活躍していくことができれば」(藤井七冠) Q.王位戦が名古屋であるが3日間はどう過ごす 「すぐに王位戦も開幕するので、そちらに向けて準備をしていく」(藤井七冠) 王位戦七番勝負は、2日制の対局で先に4勝したほうが勝者となります。 王位戦4連覇中の藤井七冠がシリーズを制すればタイトル防衛に加え、2つ目の「永世」資格獲得となります。

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