群馬・桐生市内2カ所の第4種踏切を月内に廃止 桐生市と上毛電鉄

 警報機や遮断機がない「第4種踏切」について、群馬県桐生市は1日、市内にある上毛電鉄の踏切2カ所を月内に廃止すると発表した。上信電鉄の列車に女子児童がはねられ死亡した4月の事故以前から市と上毛電鉄は協議をしており、地元自治会の合意を得て閉鎖を決めた。

 19日に「第77号踏切」(新里町山上)を、31日に「第98号踏切」(相生町)をそれぞれ廃止する。廃止届けを事前に国に申請した上で、同社が踏切の敷板を外し、ガードフェンスを設けて進入ができないようにする。

 同社は第4種踏切の危険性を問題視し、廃止に向けて沿線自治体と協議を進めてきた。

 市土木課によると、市内の第4種踏切は今回廃止になる2カ所を含めて計8カ所あり、「廃止を基本に協議を進めるが、住民の意向を踏まえて検討したい」としている。

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