梅雨前線や湿った空気の影響で広島県内は1日に引き続き叩きつけるような雨が降りました。すでにピークは過ぎ、さきほどまで出ていた大雨警報もすべて解除されていますが、内陸部を中心に土砂災害への警戒が必要です。
【鈴木記者】
「これはもう一気に叩きつける、まさにゲリラ豪雨のような強烈な雨が降っています」
地面を叩きつけるように降る雨…2日朝の広島県内は断続的に強くなったり弱くなったりを繰り返しました。
《防災無線・午前8時半》
「現在も大雨警報が出ています」
防災無線の声がかき消されそうなほど大きな雨音に包まれた時間帯もありました。
県内は1日から梅雨前線が停滞し湿った空気が流れ込みやすい状況が続きました。
【辰已アナ】
「午前10時すぎの平和公園です。先ほどから大粒の雨が降り続いていて地面にもその雨が打ちつけています」
先月29日夜の降り始めからの雨量は、廿日市市津田で213ミリ、北広島町都志見で184ミリ、安芸太田町内黒山で180.5ミリとなっています。
これまでの雨で土の中に含まれる水分が多いことから、県内の内陸部を中心に土砂災害に関する大雨警報が発表されています。
1日に続き、県内の在来線にも影響が出ました。
JR呉線は始発から午後にかけて一部区間で運転を見合わせたほか、複数の路線に遅れが出たものの順次、通常運行に戻っています。
【きのう運休で出勤できなかった人】
「きょうも早めに来たんですけど、きょうは(列車が動いていて)ほっとしています」
県内の雨はすでにピークを過ぎていますが、災害への注意が必要です。