同僚に暴行の被告 起訴内容認める 富山地方裁判所の裁判員裁判

富山市内の事務所などで同僚の男性に暴行を加え死亡させたとして、傷害致死などの罪に問われている男の裁判員裁判が2日、富山地方裁判所で開かれ、被告は起訴内容を認めました。

起訴状によりますと、富山市清水中町の元会社員木幡直樹被告(64)は、2022年1月と2月、富山市内の事務所などで同僚の宮入強司さん(当時51)に対し、別の従業員とともに竹刀で殴るなどの暴行を加え死亡させたとされています。

2日の初公判で被告は「間違いない」と起訴内容を認めました。

検察側は冒頭陳述で「被告は被害者に個人的な恨みを持ち執拗に暴行を加えた」などと主張しました。

一方、弁護側は「被告は認知機能の低下がみられ取り調べで自白した内容に疑いが残る」とし、起訴内容の一部について争う考えを示しました。

判決公判7月19日に行われます。

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