【大雨情報】明日3日以降は雨の中心が東北や北陸へ 普段雨に慣れていない地域で警報級の大雨のおそれ

今日は西日本日本海側中心に大雨に!半日で100ミリ前後の雨が降った地域も

今日2日(火)は、西日本日本海側を中心に、梅雨前線による活発な雨雲が掛かり、局地的に激しい雨や非常に激しい雨が降りました。半日で100ミリ前後の雨の降った地域もあり、土砂災害のリスクが高まっています。
17時時点で全国の降水量の観測値(1時間降水量の日最大値)は多い所から以下の通りです。
山口県下関 58.0ミリ(9時48分まで)
山口県宇部 47.5ミリ(11時43分まで)
東京都三宅島 42.0ミリ(4時55分まで)
佐賀県唐津 40.5ミリ(6時58分まで)
島根県赤名 38.0ミリ(16時19分まで)

梅雨前線はこのあと北上!明日以降は東北や北陸で警報級の大雨のおそれ

今日2日(火)17時30分現在、北陸や近畿、中国地方で活発な雨雲の掛かっている所がありますが、九州は大雨のピークを過ぎました。
このあとは梅雨前線が北上し、日本海から低気圧が近づくため、雨の中心は北へと移るでしょう。明日3日(水)は東北や北陸で、明後日4日(木)は甲信でも警報級の大雨となる可能性があります。予想される雨の降る量は、いずれも多い所で以下の通りです。

<2日18時から3日18時までの24時間>
東北地方 50ミリ
北陸地方 60ミリ
<3日18時から4日18時までの24時間>
東北地方 120ミリ
北陸地方 150ミリ

東北や北陸などは、普段雨に慣れていない地域で大雨となるおそれがあり、災害に警戒が必要です。特に、令和6年能登半島地震で揺れの⼤きかった地域では地盤の緩んでいる所があり、少しの⾬でも⼟砂災害の危険度の⾼まるおそれがあります。
この先は来週にかけて雨が降ったり止んだりとなりますので、大雨に備えを万全にしてください。

大雨の備えは何をする?今から行う対策とは

・非常用持ち出し袋の用意する
非常用持ち出し袋はいつでも持ち出せるように用意し、使用期限や賞味期限など中身の確認も定期的に行いましょう。また、自宅の備蓄品を用意しておくことも大切です。古いものから消費し、使った分を補充する「ローリングストック法」で無駄をなくすとよいでしょう。

・雨水ますを掃除する
自宅前の道路の雨水ますに落ち葉やゴミが溜まっていると、水が流れ込みづらくなります。定期的に掃除をするとよいでしょう。

・土のう・水のうを用意する
大雨が予想される場合は土のうを設置することで、自宅内へ雨水が流れ込むことを軽減することができます。土のう袋はホームセンターなどで購入することができます。また、若干強度は落ちますが、土砂の代わりに水を入れた水のうであれば、比較的簡単に準備することが可能です。

・ハザードマップを確認してリスクを把握する
ハザードマップでお住まいの地域の浸水のリスクを知りましょう。内水氾濫のハザードマップがない地域は、洪水のハザードマップや過去の浸水被害を確認してみてください。
自宅や会社、学校などの周辺はもちろん、避難場所や避難経路もあわせて調べるようにしましょう。

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