「人の足の先っぽがちょっと見えた」水路から人の声が… 女子児童2人が“とっさの判断” 水路に転落し数10m流された高齢女性を救助

愛媛県新居浜市内で、水路に転落したお年寄りの命を助けた地元の女子児童2人に、2日、警察から感謝状が贈られました。

お年寄りを助けたのは、新居浜市立多喜浜小学校6年の石井絵万さんと、3年生の真鍋くるみさんで、それぞれ新居浜署の吉良浩幸署長から感謝状を受け取りました。

警察によりますと、5月31日の夕方、下校中の2人が水路から人の声のようなものが聞こえたため、保護者に助けを求めたということです。

(石井絵万さんの父)
「近所の方がふたを開けたら、人の足の先っぽがちょっと見えたぐらいだったと思います」

発見されたのは新居浜市内に住む70代の女性で、散歩中に水路に転落し、数10メートル流されたと見られ、当時、低体温症と右肩を骨折していたということですが、迅速な対応で一命をとりとめ、現在、リハビリに取り組んでいるということです。

(6年生・石井絵万さん)
「とにかくおばあさんが助かって良かった」

(3年生・真鍋くるみさん)
「同じようなことがあったら、次は最初から救急車を呼んでとか、声が出てるとか、あったことをいっぱい話す」

女性の家族によりますと、女性は石井さんと真鍋さんに、とても感謝していたということです。

© 株式会社あいテレビ