![](https://nordot-res.cloudinary.com/c_limit,w_800,f_auto,q_auto:eco/ch/images/1180796380893380711/origin_1.jpg)
今年3月頃、SNS型ロマンス詐欺で、大分市に住む60代男性が90万円をだましとられる被害にあったことが分かりました。
警察によりますと、大分市に住む60代の男性は今年3月、SNSを通じて、外国人女性で投資を専門とする銀行幹部を名乗る人物と知り合いました。そして、何度かやり取りを重ねるうちに、男性は相手に好意を抱くようになり、相手から「私がお金を運用してあげる。投資したい金額を入金して」と連絡がありました。
男性は、指定された暗号資産の取引所に登録した上、正規に購入した90万円分の暗号資産を指示されたコインアドレスに送金して、だまし取られたものです。
男性が相手に「投資した分の利益が出ているので、出金したい」と伝えたところ「手数料として50万円が必要」と返事があったことから、詐欺を疑いました。
男性は、90万円を取り返そうと、SNSを通じて、他の投資家の協力を得ようとしましたが、投資家から「お金を振り込んで欲しいので、銀行の窓口に行って」と指示されました。
金融機関の窓口で、男性と会話をした行員が、不審な点を感じたため、詐欺を疑い、警察に通報して、被害にあったことが分かりました。
県警によりますと、大分県内で今年1月から6月末までに起きた「SNS・投資・ロマンス型」による詐欺被害(速報値)は145件で、被害額は約9億9525万円に上っています。
警察はSNSで知り合った相手から投資を勧められるのは詐欺の手口で、現金を振り込む前に家族や警察に相談してほしいと呼びかけています。