「げんき」よ、お元気? マリエントでウミガメ健康診断

元気の甲羅をピカピカに磨く子どもたち

 八戸市水産科学館マリエント(吉井仁美館長)は6月30日、同館で飼育するアオウミガメ「げんき」の健康診断を行った。甲羅の大きさや体重の測定で健康に育っていることが確認されると、来場した家族連れ約50人から拍手が起こった。

 げんきは2012年、八戸沖の定置網で捕獲された。健康診断は毎年実施。スタッフによる測定の結果、今回は体重21.07キロ、甲羅の長さ52センチ、横幅41センチで、アオウミガメの成長の平均値に収まる結果となった。

 診断の後は、見守った子どもたちによる甲羅磨きを実施。「キュッキュ」のかけ声に合わせ、ブラシで丁寧に磨いていた。

 八戸市内から家族と訪れた田端梁人ちゃん(5)は「大きくて、自分と同じ体重なことにびっくりした。甲羅をきれいにして、ピカピカにできた」と笑顔を見せた。

 7月28日には、同館が飼育するもう1匹のアオウミガメ「ゆうき」の健康診断も行う予定。【全文】

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