「5万年の歴史感じる冷たさ?」 南極の氷を中学校に

子どもたちに地球の豊かな自然環境について知ってもらおうと石川県宝達志水町の中学校に、2日、南極の氷がプレゼントされました。

自衛隊石川地方協力本部から宝達中学校に贈られた南極の氷。

海上自衛隊の砕氷艦「しらせ」が今年1月、日本からおよそ1万4000キロ離れた南極の昭和基地から戻る途中に採取したものです。南極の氷は数万年から数十万年かけて雪が降り積もってできたもので生徒たちは砕いた氷を水の中に入れてはじける気泡の音を確かめていました。

生徒「パチパチいってる」「南極の歴史を感じます、5万年前くらい?」

自衛隊石川地方協力本部では、2024年度、県内4つの小中学校に南極の氷を贈ることにしています。

【砕氷艦 しらせ】1983年(昭和58年)の第25次南極地域観測支援から任務を開始している。これまでにおよそ地球20周分を航海。文部科学省では「南極観測船」と呼ぶが、防衛省では「砕氷艦」と呼ぶ。この「しらせ」の名称は、日本初の南極探検隊隊長白瀬中尉の功績を称えて名付けられた昭和基地近くの白瀬氷河に由来する。※防衛省ホームページより

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