松山・子規博が常設展示室を7年ぶり新装 3日公開、映像展示に注力

新装した展示室の入口では、ちょんまげ姿の7歳の正岡子規(右)がお出迎え=2日午前、松山市道後公園

 愛媛県松山市道後公園の市立子規記念博物館が常設展示室を7年ぶりに新装し、3日から公開する。俳人正岡子規や松山の歴史を分かりやすく発信しようと、タッチパネルや大型モニターを新設するなど映像展示に注力した。

 同館は1981年に開館し、2017年に常設展示室の3階をリニューアル。今回は主に2階を大規模改修し、7月11日の道後温泉本館の全館営業再開に合わせた。総工費は約10億1千万円。

 大型モニターは86インチあり、子規の家族、俳句との出会い、旅したルートなどを1分半ほどの映像で紹介。拡張現実(AR)機能を使い、来館者が子規や夏目漱石のキャラクターと一緒に記念撮影できる。

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