中蒙国境の通関地、今年の貨物通過量2千万トン超す

中蒙国境の通関地、今年の貨物通過量2千万トン超す

6月25日、ガンツモッド口岸を通過する車両。(フフホト=新華社記者/ 李雲平)

 【新華社フフホト7月2日】中国内モンゴル自治区口岸(通関地)弁公室はこのほど、モンゴルとの間の道路貨物輸送で最大の通関地である甘其毛都(ガンツモッド)口岸(通関地)について、6月26日午前時点の今年の貨物通過量が前年同期比29.4%増の2024万1800トンと2千万トンを超え、過去最高を更新したと明らかにした。

 ガンツモッド口岸はバヤンノール市ウラド中旗にあり、北側はモンゴルのウムヌゴビ県と接する。国境地帯の省・自治区の中で貨物通過量が最大の道路口岸で、2023年の貨物通過量は3800万トンを超えた。

中蒙国境の通関地、今年の貨物通過量2千万トン超す

6月25日、パスポートをチェックするガンツモッド出入境検査所の警察官。(フフホト=新華社記者/ 李雲平)

 毎朝8時に口岸の入境ゲートが開かれると、手続きを済ませたトラックの通関が1台ずつ迅速に行われ、貨物通関業務は円滑で効率的な運営を実現している。同口岸管理委員会の副主任によると、6月26日午前までの石炭輸入量は累計で29.6%増の1959万1700トン、銅粉末輸入量は13.5%増の47万3500トン、貨物輸出量は62.1%増の17万6600トンだった。多元的な越境輸送モデルの応用と科学技術の活用により、口岸の貨物通関能力は質、量ともに向上している。

 同口岸には中国初の越境無人搬送車(AGV)専用レーンも設置されており、1日当たりの通行車両数と貨物積載量は増え続けている。(記者/ 李雲平)

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