バスケ界に衝撃を与えた223cm中国17歳女子が語った将来の夢「理解できるかは別として英語は確実に勉強しないと」

中国で開催されていた女子バスケットボール「U18女子アジアカップ」はオーストラリアの優勝で幕を閉じたが、大会で最大の関心を集めたのはなんといっても中国の超新星だろう。身長223センチを誇る17歳のチャン・ツーユウだ。

国際大会デビューとなった今大会では、その圧倒的なサイズを活かしてゴール下で驚異的な強さを発揮。パワーに加え、細やかなテクニックも駆使して得点を量産し、リバウンドでも類まれな強さを見せつけた。1次ラウンドの日本戦では大会新となる44得点をマーク。敗れた決勝のオーストラリア戦でも決定率50%で42得点、リバウンドは14本を記録した。大会を通じて1試合平均35得点、12.8リバウンドを記録し、MVPに輝いている。

そんなチャン・ツーユウがアジアカップ期間中に地元メディアのインタビューに応じていたと中国メディア『新浪体育』が動画を添えて報じている。それによれば、「彼女は将来的に米国のWNBAでプレーしたいという高い理想に前向きに答えた」としている。

動画では、彼女自身が「もしかしたら、ただアメリカに行きたいだけなのかもしれないけど、やっぱりWNBAでプレーしたい」と言及しており、自身の英語力を問われると、「それは確実に勉強しなければいけませんね。理解できるかどうかは別として」と、はにかんだ笑顔をみせながら答えていた。

今大会の活躍で国際バスケットボール連盟(FIBA)も注目するところとなり、その存在は大きな衝撃をもって世界中に知れ渡った。順調に成長を遂げれば、彼女の理想が実現する日もそう遠くはないかもしれない。

構成●THE DIGEST編集部

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