太陽の丘はギャラクシーランドに 県教委、宇宙テーマの最終案公表

岡山県教委が再整備する「太陽の丘公園」で、宇宙をテーマにした完成イメージ図の最終案

 岡山県教委は2日、県生涯学習センター(岡山市北区伊島町)内に再整備する「太陽の丘公園」について、完成イメージ図の最終案を明らかにした。宇宙、動物、森の各テーマに沿った3案のうち、アンケートで最も多く支持を集めた宇宙案をベースに、子どもたちから要望のあった遊具を追加する。

 名称は「ギャラクシーランド」。丘の頂上に設ける太陽をモチーフとしたタワーや全長約60メートルの大型滑り台、宇宙遊泳をイメージしてネットで囲った遊具をそろえる宇宙案に加え、アスレチック遊具や幼児用ブランコ、保護者向けのベンチなどを整備する。

 アンケートは6月1~15日に行い、3141人が回答。39%が希望する案に宇宙を選び、森38%、動物23%と続いた。

 2日に開いた県生涯学習センターの運営協議会で示した。委員からは「障害のある子どもたちに対応できる遊具が必要ではないか」「安全の観点から死角ができないようにしてほしい」といった意見が出された。

 再整備は遊具の老朽化に伴う対応で、シンボルの恐竜形滑り台はモニュメントとして残す方針。県教委は協議会の話し合いを踏まえて公園の内容を決定し、来年3月の利用開始を見込んでいる。

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