「最強をしっかりと証明する」フェンシング日本代表監督が強気の会見 「複数個のメダルで歴史を変えたい」

会見で複数のメダル獲得を目標に掲げるフェンシング日本代表の青木雄介監督

パリ五輪に出場するフェンシング日本代表が2日、東京都内で会見し、青木雄介監督は「過去の日本チームの中で最強だなと思っている。最強をしっかりと証明し、輝けるところを取材していただければ」と強気な抱負を語った。

フェンシングは2008年北京五輪男子フルーレで太田雄貴が日本勢初のメダルとなる銀メダルを獲得。12年ロンドン五輪では男子フルーレ団体が銅メダル。21年東京五輪で男子エペ団体が金メダルに輝いた。

今大会のメンバーは女子サーブルの江村美咲(立飛ホールディングス)=大分市出身=が世界選手権で個人2連覇を達成。男子フルーレ団体も23年の世界選手権を制するなど世界ランキング1位に君臨し、男子エペ団体も連覇を狙える布陣がそろっている。

青木監督は「これまでのメダルも長い年月をかけてやっとつかみ取ったけど、今回この布陣で複数個狙ってフェンシングの歴史を変えたい」と宣言。「当日良いコンディションと精神状態を保ち、風を呼び込む自分のパフォーマンスや振る舞いができればメダルを呼び込める」と万全の状態でパリに向かうことを誓った。

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