大利根東小学校で「被爆二世」苗木を植樹/埼玉県

 平和の大切さを学んでもらおうと、広島、長崎で育った「被爆二世」の苗木を植える取り組みが、埼玉県加須市の小学校で行われました。

 この取り組みは、加須市が平成23年に平和都市宣言をしたことに伴い、平和意識の向上を目的として行われています。

 2日は、加須市立大利根東小学校の全校児童や角田守良市長などおよそ200人が参加し、原爆で生き残った広島のアオギリと、長崎のクスノキを植樹しました。

 加須市で被爆二世の苗木を植える取り組みは、今回が初の試みです。

 角田市長は、「きょう植える2本の木は世界の平和を願う気持ちが込められたとても大切な木です。大利根東小学校、加須市、そして世界平和のシンボルとして見守っていってください」と期待の言葉を述べました。

 児童や角田市長らは、平和を誓いながら丁寧に苗木に土をかけ、水やりを行っていました。

© 株式会社テレビ埼玉