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運行団体の減少が危惧されている青森市の「地域ねぶた」の運行が始まりました。先陣を切った高田ねぶたには、他の地区の有志も参加しました。
高田ねぶたには、高田地区7町会や横内地区などからも300人ほどが参加しました。「地域ねぶた」存続に向け、地域の枠を越えた連携が始まっています。
竹の骨組みで、ろうそくをともす昔ながらの「竹ねぶた」。
竹浪比呂央ねぶた研究所が、ねぶたの原点ともいえる題材「曽我五郎と御所五郎丸」を制作しました。
午後7時。夜の部の運行がスタート。
ねぶたばやしの音色とラッセラーの掛け声を町内いっぱいに響かせながら、2台のねぶたと共におよそ2.5キロを練り歩きました。
最後は願いの札を納めた、前年のねぶたを燃やす「ねぶた炎浄」です。
【稲葉千秋アナウンサー】
「ねぶたが燃え上がり始めました。疫病退散の願いが込められています」
【参加した児童】
「鬼から先に燃えたから、風邪とか疫病退散になってほしいなと思いました」
【参加した児童】
(Q.こうやって地域のお祭りがあるのどう思いますか)「あって良かったっていう気分になった」
【高田ねぶた実行委員会 後藤公司事務局長】
「地域ねぶたが青森ねぶた祭の礎というか、その一番大事なところなので、そこを盛り上げていくというのはすごく大事なことだと思っていて、使命だと思って人生を掛けようと思っているのでこれからも頑張ります」
青森市内では、9月中旬にかけて、41団体の地域ねぶたが運行予定です。地域間の連携を深め、地域ねぶた存続のヒントを探ります。