「深味バーニングレッド」リンゴの新品種開発で短命県返上へ/青森・板柳町

青森県板柳町でリンゴの新品種の開発が進められていて、この品種にはある成分が含まれていることが分かりました。

板柳町役場を訪れたのは、八木橋農園の八木橋勝英さんと弘前大学の前多隼人准教授の2人です。

八木橋さんが開発を進めているのは、リンゴの新品種「深味バーニングレッド」です。「ふじ」よりも全体的に皮が赤く色付く特徴があります。

八木橋さんは、2008年に「ふじ」が突然変異した実を試行錯誤しながら、商品化を進めています。

実には赤い点がいくつもあり、この点について前多准教授に分析を依頼したところ、リンゴの皮にも含まれている抗酸化成分の一種だと判明しました。病気の原因になる活性酸素を消す効果があるとされています。

【八木橋農園 八木橋勝英さん】
「皮に含まれている成分が実にまであるので、これは人の健康を向上させると、短命県を返上するかもしれないとそう思いました」

「深味バーニングレッド」は、2025年産の一般販売を目指しています。

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