一部のダムで貯水率低下。国交省や県などの臨時会議

県内の一部のダムで貯水率が低下していることを受け、国交省や県などの担当者による臨時の会議が開かれました。

会議には、最上川水系の河川やダムを管理する国交省・山形河川国道事務所や県の担当者らが出席。

2024年は記録的な少雪に加え、特に6月以降、平年より雨が少なく、最上川水系のダムで貯水率が低下している現状が報告されました。

【ダム担当者】「先月、雨の量が少なかったということで、6月16日以降、かなり貯水の低下が激しくなった」

中でも心配されるのが、長井ダムです。

きょう(7月2日)現在の貯水率は「61.2%」。

危機的状況ではないとしながらも、この時期としてはこれまでにない低さで、梅雨の時期にまとまった雨が降らなかった場合、農業用水などに支障が出る恐れがあります。

【国土交通省山形河川国道事務所 山影修司 副所長】「(全県的に)過去5年にしてみるとかなり低い数字。農業用水とか水道水のところで取水制限の可能性はあるが、まだそこまで切迫して完全に水が使えないという状況ではないので、気を付けるというレベルと考える」

気象台によりますと、県内では明日3日の夜からあさって4日の朝にかけて、庄内や最上を中心にまとまった雨が降る見込みです。

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